地誌 ภูมิศาสตร์
タイ族の原郷
それとは時代が大いに違うがアルタイ山脈と東南アジアをつなぐアジアの古人類がいる。
デニソワ人。彼らが住んでいたデニソワ洞窟はアルタイ山脈にある。説明図では西アジアで分岐して北と南に分かれたことになっているが、デニソワから中国西部を通って徐々に南下したとする考え方もある。
アルタイ山脈はアルタイ語族の名前にもなっている。アルタイ語とタイ語の系統はかなり違い、タイ語は現在の南中国のどこかの発祥とされる。現在の多数意見は福建省、広東省あたり。
一般にタイ族の原郷は雲南と言われることが多く、中国の唐王朝時代に雲南を支配した南詔(ナンチャオ)王国ではタイ族が活躍していたことが確認されている。
雲南の地名には川を意味するナム、国を意味するムン muang が頻繁に見られ、これらの面からもタイ語とのつながりが想像できる